お料理教室より〜牛肉のチョンゴル〜

お料理教室 「Yukie's Kitchen」主宰 倉地 雪絵

2011年01月25日 19:07

ちょっとブログが空いてしまいましたが、週末の大学での上京以外は、1月のお料理教室、続いて行っていますよ〜♪

今月の韓国料理のひとつ、牛肉のチョンゴルも美味しく仕上がっていますので、紹介しますね。

牛肉のチョンゴル

日本では、韓国風すき焼きとして紹介されています。

韓国の宮廷料理が発祥と言われ、伝統あるお料理です。その頃は、まだ韓国には唐辛子が入っていないため、辛くないお料理です。
五味五色で食材を揃えてきれいに並べていきますね。
とはいえ、今回はキノコを数種類入れているので、材料は牛肉と野菜で8種類です。


ちょっと(だいぶ)、てんこ盛り状態ですが、蒸し煮するとカサが減るので、この方が美味しく仕上がるのです。。。ふふふ。。。
肝心のお肉は、野菜で隠れてしまいましたが、下の方にしっかり位置をとどめております(笑)


少量のだしを入れてまず蒸し煮しますね。美味しそうな湯気が出てきていますよ。


秘伝(笑?)のタレをかけまして。。。


中央に卵を落とし入れ。。。ビジュアル的には、ここが一番きれいなので、写真はここを撮ってもらっています(笑)


全体を混ぜていきます。


完成でーす!アツアツを召し上がっていただきます。


チョンゴルとは、お鍋という意味がありますが、イメージ的には大鍋で卓上で調理して仕上げるタイプのお鍋料理の事を指すようですね。
日本で言ったら、すき焼きとか、寄せ鍋のような感じですね。

皆さん良く聞く言葉に「チゲ」がありますが、これもお鍋という意味があります。でも、一般的には、コチラは一人分の小さな鍋をさすようですね。たとえば韓国の味噌汁のテンジャンチゲとか、おぼろ豆腐のスンドゥブチゲとか、、、ですね。

せっかくきれいに並べて煮るのに、最後に混ぜてしまうのはもったいないと思われる方も多いでしょう。
それは、韓国と日本の食の文化や習慣に違いがあるためなのですね。

日本では、素材の味を生かすために、いい素材にはなるべく手を入れず、その「素材の持つ味」を楽しむという考え方があります。
それに対し、韓国では、各々の食材の持つ味を合わせた「複合の味」を楽しむという考え方があります。

その例として、ビビンパフ(ビビンバと日本ではよく言われていますが)これも、その言葉の意味するとおり、ご飯を混ぜる(混ぜご飯)ですが、ご飯の上にきれいに並べた具を思い切りよくかき混ぜて食べるんですね。
以前料理教室でも紹介させていただいたヤンジャンピ(写真はコチラ)も、同じで、やはり思い切り麺と具を良くかき混ぜて食べます。

こういった食文化の違いなども、お話させてもらいながら、お料理を楽しんでいただいています。



※ブログを読んでいただきまして、ありがとうございました!

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