静岡県浜松市・料理教室キッチンスタジオ　楽しい各国家庭料理の味と食材の効能を生かした薬膳（YAKUZEN)を食卓に！

最近、店頭でも、ツルムラサキを見るようになりました。
こちらも、夏が旬の野菜ですね。

ツルムラサキ、以前作っていましたが、素人が作っても、するすると伸び、たくましく緑色に色づいた葉は、本当に栄養の宝庫の様にも思います。

そのツルムラサキとキクラゲを使った黒ごま和え。


実は、最近頭が少し重いなー、なんて思っていたりして、おそらく梅雨の季節の湿度が原因だと思うんです。
それに、なんとなく、体の血の巡りも悪い様な感じがして、血を補い、身体中に血を巡らす作用のある食べ物を食べてみようかな、と思って作ってみました。

ツルムラサキは、薬膳では、血の巡りをよくする作用がありますし、腸にたまった余分な熱を取ってくれるので、便秘にも効き目があるんですね。
栄養学的には、胃の粘膜を保護するムチン（ネバネバするモノに多く含まれますね）や血液循環をよくして老化を防いだり、活性酸素を除く働きをする様々なビタミン類、あとカルシウムも豊富ですね。ミネラル、カロテン、鉄分などの栄養素も豊富です。

ほうれん草などと比べると少しクセがあると感じるかもしれませんが、私は、このたくましいツルムラサキは好きですね〜


作り方は（テキトーですが）
ツルムラサキを蒸します。キクラゲは、たっぷりのお水で戻し、サッと湯通しします。（乾物の特有のにおいを消してくれ食べやすくなります）
それぞれ、しっかり水切りしてボウルにスタンパイ。
別のボウルにすった黒ごま（すりたてが最高です）、だし醤油、砂糖少々、ゴマ油少々、あと好みでカラシを足して、タレを作り、水気をきったツルムラサキとキクラゲに和えてできあがりです。

黒きくらげも血を補う作用があり、また食物繊維も豊富なので、便秘解消にも効果が期待できますね。

ツルムラサキ、黒キクラゲ、黒ごまで、身体中に血液の巡りをよくして、肩こりや、それらからくる偏頭痛も予防したいなぁ、と思っています。