静岡県浜松市・料理教室キッチンスタジオ　楽しい各国家庭料理の味と食材の効能を生かした薬膳（YAKUZEN)を食卓に！

今月のメニュー、メインのローストチキンに話題が集まりがちですが。。。

こちらも、私のオススメです。

長いものホワイトスープとワルドルフサラダ


写真向こうのサラダは、ワルドルフサラダといって、アメリカのリンゴのサラダですが、だいぶアレンジして具をいろいろと組み合わせたもの。

そして、手前は長いものホワイトスープです。

じゃがいものポタージュでビシソワーズというスープがありますが、見た目はそれに似ています。
長いものスープというと、とろろ汁のようなイメージかもしれませんが、それとはまた違った味わい。

じゃがいもよりコクがでるので、生クリームを使わずに仕上げました。カロリーダウンで、よりヘルシーですね。
長いもを最低限のだしでしっかり柔らかく似て、それからミキサーにかけるのがポイント。
長いもの味がしっかり出ます。

長いもには「ムチン」と呼ばれる食物繊維の一種が栄養成分として含まれていて、高血圧の予防や便秘の解消などの効能がありますね。
胃壁の保護や体内の粘膜保護もしてくれ、風邪の予防にも効果的と言われています。

消化酵素アミラーゼを多くふくみ、消化を助けますが、これを期待するときには生で食べた方が効果的なんですね。
酵素は加熱することで、その働きは失われてしまうからなんです。

薬膳では、長芋は、身体の水分を生み出す作用があり、特に肺を瑞々しくしてくれますね。
エネルギーをチャージしてくれるので、疲れていたり、倦怠感のある時にすすんでいただきたい食材です。

また、山芋は、中薬では山薬と言って、滋養強壮、消化促進によいといわれています。
胃腸を調え、消化を助けてくれるので、食材としても、お腹に優しいのですね。

冬の乾燥する季節には、身体の水分も少なくなりがちですし、から咳なども、あちらこちらから聞こえてきます。
そんな時、山芋、オススメです。



※今、書き続けています「ヨーロッパ3ヶ国食日記」は、コチラからまとめて見ていただけます。

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